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創業80年、クロコダイル専門の老舗メーカーが仕立てるクロコダイルウォレット | 池田工芸WEB本店

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クロコダイルの最高品種「ポロサス」について




 “革の王様”と呼ばれるクロコダイル。
 その最高品種とされるのが「ポロサス」です。


“革の王様”“革の宝石”などと呼ばれるクロコダイル。

唯一無二のウロコ模様(「」と呼ばれます)や、革そのものの希少性、さらに牛革のおよそ10倍ともいわれる耐久性の高さ、……様々な理由からそのように呼ばれるクロコダイルの、“革の王様”たる表情を最も堪能できると池田工芸が考えているのが、最高品種「ポロサス」です。
今回はそんな「ポロサス」について、池田工芸・3代目当主の私からご紹介します。


一般的に「ワニ革」と呼ばれる革はおよそ20種類以上。しかしそのうち、製品として「クロコダイル」を名乗れるのは4種類のみ。それが、

・ポロサス(スモールクロコダイル、イリエワニ)
・ナイルクロコダイル(ナイルワニ)
・ラージクロコダイル(ニューギニアワニ)
・シャムクロコダイル(シャムワニ)

です。

クロコダイルの最高品種「ポロサス」は、斑の大きさや形が揃い、中央の竹斑と左右の丸斑のコントラストが美しい。

4種類のうち、特に「ポロサス」は、斑の美しさ、希少性、そして実際に最も高額で取引されていることから、最高品種とされてきました。「スモールクロコダイル」とも呼ばれるように、斑が比較的小さく、揃っているのも特長。ようするに、斑の並びが美しいということ。

実際に革の写真をご覧いただくとわかりやすいかもしれません。革全体の中でも特に中央付近にある「竹斑」は正方形に近く、そこから左右に広がるに連れて小さく粒の揃った「丸斑(玉斑)」に移り変わっていきます。ポロサスは、この竹斑と丸斑の輪郭とコントラストが特に美しいんです。


しかしその美しさゆえに、ポロサスは世界中のメゾンブランドがこぞって革を獲得してきた、競争の歴史を持っています。それに加えて、4種のクロコダイル全体のなかでもポロサスはおよそ3%の供給量しかないため、競争は年々激化。そのため、ある有名メゾンは自社でファーム(養殖場)を持ち、最高級のポロサスを独占的に使用してきました。

ところが実は、池田工芸はその有名メゾンと革を共有しています。というのも、日本のタンナーの一部は世界でも評価されているため、共有相手として選ばれているから。池田工芸はそのタンナーとの長い信頼関係があるため、国内に入ってきた最高級のポロサスは、まず池田工芸に見せてもらえることになっているんです。




 池田工芸では、ポロサスのなかでも
 最高クラスのみを厳選。

クロコダイルの最高品種「ポロサス」

長年に渡るタンナーとの信頼関係から、クロコダイルの最高品種ポロサスのなかでも、さらに最高クラスの革を厳選できる環境がある池田工芸。
厳選するための基準はいくつもありますが、代表的なものはやはり、斑並びの美しさ。そして、革の大きさです。


先ほども申し上げたように、ポロサスの別名スモールクロコダイルの「スモール」というのは、ひとつひとつの斑が小さく揃っているということ。革自体の大きさでいうと、実はクロコダイルのなかでも最大級のものはポロサスだったりします。

(余談ですが、池田工芸では、昔から巨大なポロサスを扱ってきた歴史があるため、いまでも巨大ポロサスが入荷するとタンナーからまず連絡が入ります。私がこれまで見てきたなかでも最も大きなポロサスは、およそ7m超え。人間なんてひと呑みされてしまいそうなほどの圧倒的なサイズです。)


ポロサスの斑の美しさを最大限堪能いただけるように、池田工芸では、本来はバッグに使うような、比較的サイズの大きな革を財布にも使用。
ファーム(養殖場)においても、サイズが大きくなるとその分の時間と手間がかかるため、数はますます限られます。さらに、大きくなるとその分だけ革の表面にキズがついている可能性も高くなる。
その時点で、何重にも選び抜かなければならないわけです。




 長く丁寧に育てられたポロサスで贈る。
 その表情こそが、池田の作品である一番の証明。


それでも大きなサイズにこだわるのは、そのサイズでこそ、ポロサスの斑のひとつひとつの美しさ、そして竹斑と丸斑のコントラストをよりお楽しみいただけると考えているから。
いわばクロコダイルを極めたひと、もっと大きくいえば、革を極めたひとにこそ、体感していただきたい革です。


長く丁寧に育てられたポロサスを、池田工芸では、あえて財布に対して横向きに配置します。
一般的にはセンター取りもありますが、通常より大きな革と斑を最大限活かすには、このカッティングしかない。
池田のものづくりの基本ともいえる「素材と仕立て、両方が揃ってはじめていい作品ができる」という想いを体現する仕立て。“革の王様”をとことん堪能する「キングカット」と私たちは呼んでいます。


キングカットで出来上がるのは、財布の前面の丸斑から後面の竹斑への美しいグラデーションを堪能できる財布。

池田工芸の財布の表面にはロゴはお付けしていません。なぜなら、このポロサスの美しさそのものが、私たちの作品の証明になると考えているから。ロゴがなくても、見るひとが見れば池田だとわかっていただけると思います。
まさに、クロコダイルを極めた方にこそ持っていただきたいクロコダイルです。




 「艶仕上げ」と「マット仕上げ」

クロコダイルの最高品種「ポロサス」

そんなポロサスを、池田工芸では艶仕上げとマット仕上げの両方でお贈りします。
ここからは、それぞれの仕上げの特長をご紹介します。




 斑ひとつひとつに宝石の艶が宿る。
 池田工芸の「艶仕上げ(グレージング仕上げ)」


「グレージングクロコダイル」、「シャイニングクロコダイル」とも呼ばれる艶仕上げの特長は、なんといっても斑のひとつひとつが放つ美しい艶。

染色を終えたクロコダイル革の表面を、瑪瑙(メノウ)という宝石の一種で磨き上げる。すると、磨き上げた箇所から、美しい艶が出てくる。
その様はまさに、革に生命が宿るように、「艶が宿る」という表現がふさわしい。何度見ても圧倒される光景です。


タンナーのほうでも一度磨きをかけてもらった革を、池田工芸ではさらに磨き上げます。
そのあと、財布に近い形で型抜きをしてから、まずは一度プレスして下敷きのように薄くする。ペラペラになった革に、今度は熱を当てる。熱の当て方は企業秘密です。
熱が当たった箇所から、今度はひとつひとつの斑がふっくらしてくる。革をのぞき込むと、ひとつひとつの斑に顔が映り込む。こうやって完成するのが、池田工芸の艶クロコダイルです。

こういうと毎回驚かれるのですが、このふっくら感というのは、実は革自体が膨張しているのではなく、斑と斑の間のメジの部分が収縮することによって、結果として斑が浮き出ているもの。
そのため、艶仕上げをほどこしたクロコダイル革は、メジがきゅっと詰まっているのが見てわかると思います。


このふっくら加工で最も艶を引き出すことのできる色が、黒。そのため黒は「池田のクロ」として、池田工芸が最もこだわってきた色。
「革の宝石」とも呼ばれるクロコダイルですが、まさしくその“宝石”たるゆえんが、この艶クロコダイルの輝き。ぜひ、まずは黒でご堪能いただければと思います。




 世界にひとつの経年変化を愉しむ。
 柔らかく、上品な「マット仕上げ」


艶クロコダイルの輝きが誰しもをひと目で魅了するものだとすれば、しっとり落ち着いた光沢を放つ、いわば“素人好み”の革だともいえるのがマットクロコダイル。
柔らかく、耐久性があり、使ううちにゆっくりと経年変化を愉しめるのが特長です。


クロコダイル業界の歴史としては、実はマットクロコダイルのほうが後発。鞣しの技術の向上によって実現可能になりました。
使い始めたときの上品で落ち着いた光沢が、使ううちに増していく。それぞれの革がもともと持っている個性や、持ち主の使い方、環境によって様々な経年変化を愉しめる、非常に魅力的な仕上げです。
前にも申し上げた通り、クロコダイルには牛革のおよそ10倍ともいわれる耐久性の高さがあります。そのため、5年、10年とお使いいただくうちに“世界にひとつ”の表情へと育っていくと思います。


そんな“世界にひとつ”の経年変化を愉しむためには、そもそもの革の表情や染色が非常に重要。
池田工芸では、基本的にすべての革の色をタンナーと共同開発して特注で染め上げているため、長くお愉しみいただくにはうってつけのポロサスだという自信があります。




 ポロサスならではのムラ感をも活用する。
 池田工芸の革は、すべてが特注色。


たとえばひと口に「黒」といっても、通常の蛍光灯の下では黒く見えても、実はほんのりムラ感が出ていたり、少しだけ赤みが強かったり、あるいは青みが強かったりするわけです。
池田工芸では、革が入庫するとまず、晴れた日に屋外に出して、日の光の下でじっくり革の表面を見ます。当主の私と熟練職人で一枚一枚じっくり目を通して、「いい色だ」と確信できた革のみを使って財布やバッグを仕立てます。


そうはいっても、実はポロサスという種類は、革自体にもともとムラ感があるのも特徴。

しかし、そのムラ感をむしろうまく利用して、美しく見せるのが職人の腕の見せ所となります。
たとえば、一見単色に染め上げているクロコダイル、たとえば『王者の緑』などでも、斑のなかには実は濃淡が出ています。ポロサスならではの小さく美しい丸斑の立体感も相まって、単なる一色には見えない、奥深い表情を見せてくれる。革の奥底が見えるような深みを感じていただける革です。


逆に、このムラ感を最大限活かすような形でお届けするのが、手染めのポロサス。
池田工芸では、マットクロコダイルの『藍染め』『三千墨染め』、あるいはアルチザンクロコダイルシリーズの『100年ネイビー』などでお愉しみいただけます。





▼ 池田工芸の「ポロサス」作品はこちらからご覧ください。▼







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